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居残り

10月16日

※写真倉庫、更新しました。

※9月から10月上旬は歯医者月間だったので、それ以前の私よりも歯が3本少なくなった。親知らずの抜歯という大事業に取りかかり、痛みや不快感に耐え、頓服を服用し、食事も多少制限されたが、お医者様のご尽力のおかげで、現在は何でも食べられるようになった。しかしその間、和装関係のことには手を出せずにいた。その結果、二ヶ月どころか三ヶ月近くも、お買い上げ下駄を預けっぱなしにしていて、いよいよ取りに行かねばマズイ状態となり、思い切って出かける。

※老化を自覚しているつもりだったが、なんと、記憶にないお取り置きがあった。一足はちゃんとお支払い済みで鼻緒も決定していたが、もう一足、台だけ決めて鼻緒決まらず、という物件が登場したのだ。かなり動揺しながら鼻緒を選ぼうとするが、本日も決まらず、居残り決定。今年中には何とか。

※久々のご主人と喫茶店でミックスジュースをご馳走になりながら、たまった話に花が咲く。食事制限があったせいか、やっぱり食べ物の話になっていたような…・。
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タグ:葡萄 下駄

ムー

10月5日

※写真倉庫、更新しました。

※朝晩は多少涼しくなったものの、10月に入っても気温が思ったほど下がらず、いったい何を着ればいいのやら、いったいどのタイミングで更衣をすればいいのやら、迷いに迷う今日この頃。さらにここのところの雨女度は、人生最高値を示し、前日と翌日は晴れなのに、私が出かける日は雨が降る。それでも約束したからには、行かねばならぬ。

※初めて勤めるところは、まず自分用のIDカードをもらって、校門の鍵を開けられるようにしなければならない。そして成績管理や出欠管理をIT化しているので、学生証を端末にかざすとピッと反応して出席簿がわりになるシステムらしいが、そのあとのデータの吸い出しは私の仕事となる。そういうことをちゃんとやれる自信がなかったので、職員さんに根掘り葉掘り尋ねて使い方をマスターしようと試みる。端末には液晶部分と、クマさんの絵がある。職員さんは「ここにカードをかざすと反応します」とおっしゃるのだが、液晶部分にかざすのか、クマさんにかざすのか、位置が不明で「液晶ですか?クマさんですか?」と聞く。落ち着いて考えれば、センサーなどで反応する液晶なんてないだろうと、あとではわかるのだが、パニックに陥っているので、かなりわけのわからないことを口走っていたようだ。しかし、私自身の出勤簿は旧態依然とした「印鑑」。何というアンバランス。

※その後、共同担当の先生の研究室に行って判明したのだが、出欠管理は助手さんがやってくれるそうで、私は何もしなくてよかったのであった。助手さんと一緒に教室へ行き、講義に使ってもよい和服類のチェックをするはずが、手違いで教室使用中、中に入れず。日を改めることに。

※この日はクマさん端末で大汗かいたあげく、空手で帰る、ということとなった。しかしIDカードだけは手に入れたので、今後「不審者」と疑われなくなったのが、収穫だ。

※13日、改めて着物類をチェックする。備品は、売れない古着屋の品揃えっぽくて、たとう紙をあけても感動がなく、テンションが落ちていく。これはマズイ。やっぱり多少は、手持ちのものを持ってくる必要がありそうだ。IMGP6703_2.jpg

※余談だが、5日の帯は組紐で、これまでは袋帯を古着屋で見かけることはあったが、名古屋帯はほとんど見かけたことがなかった。7月にこの帯を入手してから、ネットショップや古着屋で大量に見るようになった気がする。ひょっとして、お安く織れる技法が開発されたとか、海外で生産できるようになったとか、そういう変化があったのだろうか。そして、どの帯もダークな、あるいは沈んだ色味のが多かったのだが、今日の帯は妙に明るい色味で、組紐の帯っぽくない。それで入手したのだが、なぜか脳裏に「学研の雑誌 ムー」http://gakken-publishing.jp/mu/のことが浮かんで消えない。読んだこともないのに。
タグ:仕事 単衣

一張羅

9月29日

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※ずいぶん前からチケットを取ってもらって、ずいぶん先だと思っていたが、気がつくとあっという間にタカラヅカの日。申し込んだ時点では、公演当日、もう秋が来ているんだろうか、まだ真夏のままかもしれないなんて悲観していたが、かろうじて冷房はなくても着替えられるところまでは涼しくなってくれた。とはいえ、30度に届きそうな気温だから、単衣を着て帯を締める頃には汗ばんでしまう。それでも豪雨や台風に比べればとってもありがたく、雨コート無しで出かけられるありがたさを感じていた。

※日差しはまだ強いのに、なんと昨日、日傘が壊れてしまったのだ。修理に持って行ったら、不定休というその店が不定休していた、がっくり。生臭い柄を画家に描いてもらった晴雨兼用日傘は、着るものでいうと「一張羅」で、いくらかかっても修理したいのだが。ここでいう「一張羅」とは、「持っているもののなかで一番上等のもの」という意味で使っているが、もう一つの意味もあるので誤解が生じることもある。というのは、「暮しの手帖」最新号の広告で「わたしの一張羅」という言葉を見かけて、みんなの一番上等な格好ってどんなんだろうと思い頁を繰ってみた。そしたら「え、これ、よそ行きじゃないよね」というののオンパレードで、どうも違う意味の方で使っていたらしいと気がついた。

※広辞苑によると
●いっちょう‐ら【一張羅・一帳羅】‥チヤウ‥
(1本の蝋燭の意の「一挺蝋」の転とも、ただ1枚の羅うすぎぬの意ともいう)
#持っている着物の中で、一番上等のもの。唯1枚の晴着。「―を着て芝居を見に行く」
#1枚しか持っていない着物。一枚看板。浮世風呂2「なけなしの―を着殺しに着切つて仕まふだ」

とのことで、暮しの手帖の記事では「一枚看板」、その人のトレードマークのような格好という意味で使われていたようだ。しかしどうも変だ。どちらの意味にしても、1枚きりしかないものを指しているのだから、普段着ないでしまい込んである、ここぞという時の極端なよそ行きか、それしかないので着続けていてヘロヘロの、極端に着古したものになるかだと思うのだが、どうもそんなのではなくて、単に愛着がある服、というものが多かったように思う。なんだか、言葉に対する厳密性が暮しの手帖ですら低くなってきたようにも感じられる。企画段階で「大よそ行きかヘロヘロ」という明確な意識があったなら、取材対象がそれらとは異なるものを出してきたら「そうじゃなくて」と変更もできただろうから、どうも編集者自身が「一張羅」の意味をよく調べないで進めてしまったのではないだろうか。言葉の意味通りの企画、みなさんの「大よそ行き」と「ヘロヘロ」の両方を並べて見てみたかったなあ。

※それはともかく、タカラヅカ雪組。たいてい、脚本の破綻があったりして、突っ込みどころ満載なのが常なのだが(しかしそれらは、タカラヅカとはそういうもの、という鷹揚さでファンにはスルーされるらしい)、今回はあんまりなくて、とても楽しめた。脚本・演出が世代の近い人なんだろうなと感じたし、舞台装置や衣裳などで、ああ、これは青池保子の世界だろうな、D・リンチの世界だろうな、と、どこか通じる感じもあって、すんなり入ってきたのだ。一言で言うと、「きっと少女マンガで育ってきた人なんだろうな」という印象。レビューは選曲がこれまた世代が近い感じで馴染みやすく、トップさんが背負ってる羽もゴージャスで、もう、大満足。スカーッとして「何か悪いもの」が出てしまい、浄化されたような気分だ。この公演は値打ちがあった。
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タグ:単衣 御召

燃える食欲

9月20日

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※同じ演目を二回見たのですが、実は前回、記憶のない時間帯がありまして、今回初めて見た部分もありました。「西遊記」は本当に面白かったので、二回見られてよかったと思います。2011_09_20_p27.jpg
タグ:観劇 単衣

うっかり

9月17日

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※会合に名刺を持って行くのを忘れるなんて、社会人失格です…。非常勤講師というよりも非常識講師だわ。2011_09_17_p09.jpg

学習効果

9月16日

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※また台風である。ものすごい湿気である。それでもココロは上向きなのだ。とても会いたかった先生に会えるのだ。待ち合わせの前にビックカメラで買い物をして、その時点ですでに汗でびっしょり、化粧は半分溶けている。それでもココロは上向きなのだ。昨年11月にとても失礼なことをしてしまい、それ以来もう、お目にかかれない!と思い詰めていたのだが、ある日「サボテンの花」柄の帯を発見し、大昔、一緒にカラオケに行った時、先生が「サボテンの花」を歌ってらしたことを思い出し、これはなにかのお告げかもしれないと思い、思い切ってお便りをしてみたら、今日会えることになったのだ。

※ビックカメラは以前、「プランタンなんば」、その前は「千日デパート」だった。その地下にキャバレーがあったことを知ったのは、福富太郎・著「昭和キャバレー秘史」によってである。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167656959
今日は、先生をキャバレーで接待するのである。(ちなみに千日デパートの前は歌舞伎座で、長谷川一夫が東宝歌舞伎をやっていたと知ったのは、「二枚目の疵」によってであった。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163661803

※待ち合わせの喫茶店の珈琲が260円だったのにビックリしていた先生であるが、私は250円の店も知っている。やはり、生活水準が違うと価格帯も違うのであろう。店を出て歩き出すと「モスラ帯」に注目し、これはいったい何だ、と問う。これには仕込みがございまして、あとで説明いたしますので、とすこしお預けする。先生はまったく着物に関心のない人であるが、私がこれまでスチャラカセットを連発した成果もあって、「こいつは、ただ単に着ているわけではないらしい」と学習され、判じ物を解明しようとする態度が生じてきた。第一弾は「秋のパンダ祭り」第二弾は「記念日なので記念切手の帯」、第三弾は「もみじ鍋セット(ネギと鹿と白菜)」であったので、第四弾もなにかあると考えられたようであった。というのもあったが、とにかくモスラ帯が、トンボには見えないほど強烈なデザインであったため、なんやこれは、というのが最初であったと思うが、もう10年以上も着用していると、こっちは別に強烈であるとも思わず、フツーに着ていたのであった。

※牛丼を食べながら種明かしする。モスラといえば…、で納得していただき、ちょっと安堵した。

※次のキャバレーではレディさんの管理システムを聞き出す。レディさん番号と源氏名はセットになっていて、退職するとしばらく欠番になる。その人を覚えているお客さんがいなくなった頃合いで復活し、新人さんが継承する。襲名制なのであった。たまたま、襲名したのがかつてのナンバーワンだったり場合、それを知ってしまうと、かなりのプレッシャーだそうだ。

※館内アナウンスは、番号、源氏名、席番号の順で呼び出しがかかるのだが、レディさんは、お客さんの相手をしながらアナウンスも聞かなければならず、入った当初は夢の中で呼び出しが聞こえていたそうである。いやしかし、台風前で雨降りだというのに、店内は盛況、老舗の底力か。30年来通ってくるお客さんもいるそうだ。
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※4軒ハシゴして、先生のエネルギーチャージが切れたので御堂筋線でお見送り。別れしなにも「これはやっぱりトンボじゃない」とモスラ帯に言及して去られたので、よほど印象深かったのであろう。昨年11月以来、クヨクヨしていた懸案が解消して、大きな宿題が終わった感じで、私は晴れ晴れと帰途についたのであった。雨だけど。

検査食

9月14日

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※歌舞伎のチケットというのは、かなり前から申し込んでいるので、直前で何が起こるかわからない。夫が大腸の内視鏡検査を受けることになり、その前日が今日になろうとは知るよしもなかった。検査前日は病院から渡された、消化のよい検査食しか食べることができない。その夫の前で、普通食を食べることができなかった私は、早めに家を出て、外で少し腹ごしらえすることとなったのであった。

※中村勘三郎復帰公演ということで、満員御礼。しかし、まだ完全復調ではないようで、夜の部は「お祭り」のみの出演。とはいえ、息子さん二人ががんばっていたので、みんなで支えて成立させたという印象。ただ、私にとっては「引窓」「一本刀土俵入」も見たことのある演目だったので、できれば他のが見たかったのだ。もちろん、知った話でも演者が変わるとそれなりに面白いとは思うのだが、なんせ教養がないので、一つのものを深めるというような力量はなく、できるだけいろいろな演目を広く体験したいのである。

※特に今月は松竹座での「幸助餅」も相撲取り、「引窓」「一本刀土俵入り」も相撲取り、なんでこんな組み合わせになっちゃったんだろうと思う。でも、「引窓」の長五郎、橋之助さんと、「一本刀…」の駒形、勘太郎さんはよかったな。

※検査の前日に嫁はんが遊びに出かけるってのもどうかと思ったが、外出を取りやめたところで結果に影響があるわけでも無し、と鬼嫁上等で出かけたのであったが、さすがに帰りは直帰した。というのも、夕ご飯後に下剤を飲んで、腸を空っぽにしなければならず、服用の際にはご家族同伴で、と注意書きがあったためである。服用の最中に具合が悪くなる人もいるらしいし、もっと別の、下剤ならではの悲劇も起こりかねないからであろう。

※ちなみに検査食はグリコ製で、三食の他に間食も同梱されており、ビスコが入っていた。何年かぶりにビスコを食べた夫は、その後ハマって箱買いするようになってしまった。意外な発展。ビスコを食べて喜んでいられる状態であるところからして、検査結果はオッケー、取り越し苦労でよかったね、ということで終わったのであった。

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いいえ、どういたしまして。
タグ:観劇 紗袷

いまだ秋は来ず

9月7日

※写真倉庫、更新しました。

※長い間放置してしまい、ご心配くださった方もいらっしゃって、本当に申し訳ないことでした。
※今年はどうも、医者がよい年間になるらしく、夫婦揃ってなにかと不調が多く、、加えて酷暑との戦いが重なり、キツイです。それでも、外に出れば何か発見や喜びがあり、引きこもってしまってはいけないと痛感します。

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タグ:観劇

闇が見せてくれるもの

8月20日

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※酷い暑さでしたね。2011_08_20_p06.jpg

※夕べ涼しい風が吹き、秋の虫の声も聞こえるようになり、少しホッとしました。しかし本日は雨、気温は低いが湿気はたっぷり、なかなかうまくいきません。

※この夏は新冷蔵庫がやってきて、冷凍室に薄いトレーがついていましたので、そこを保冷剤専用場所にしました。手ぬぐいに巻いて、少し活動すると、あっという間に溶けてしまうので、在庫を確保。高機能の最新式なんですが、こんな使い方で満足していていいのでしょうか。

※今日のお芝居は蘭ちゃんが出ているので、という、割とどうでもいい理由で観に行ったのですが、窪塚洋介がなかなかよかった。奇行が取り沙汰されたこともありましたが、俳優として評価されるべき人ではないかと思います。私は映画「GO」と「ピンポン」しか見ていないのですが、それ以前にまったく先入観のない状態で、テレビで「少年H」の「男ねえちゃん」役を見て、うまいなあといいますか、よくやったなあと思っていました。舞台は二作目らしいですが、声もよく通り、姿もいい。

※お話自体は、なんだかここのところの世の中の動きを先回りしていたみたいな気がしました。降り続ける雨、停電、闇、ろうそくの明かり。企画は2月に発表されていますから、大震災より前のこと。戯曲の発表は1986年だそうですから、私も小劇場の地べたに座っていたころです。その頃には、停電も各地での異常な豪雨も、なんだかよその世界のように思っていたことでしょう。闇が心の奥の本当の欲望を浮き上がらせる、そういう戯曲を書かざるを得ないほど、世の中は明るくなりすぎてしまっていたということだろうと思います。

※そもそもの間違いは、主人公は花嫁を奪いたかったのではなく、おそらくは花婿を奪うべきだったのだろうということに気づけなかったこと。それはあまりに光がまぶしすぎて、自分の心が見えなくなっていたから。停電による闇は、奥深いところまで見せてくれるのです。真実は残酷でいびつで、救いがたいものだとも言えましょう。
タグ:観劇

「失敗の本質」見本市

【7月27日

※写真倉庫、更新しました。2011_07_27_p09.jpg

※享楽的な所業の二日目。履物屋さん、歌舞伎、酒場と「てんこ盛り」でした。

※二回目の「伊勢音頭」は、万野の悪意が主に金銭欲から来るものと理解できました。

※いつも歌舞伎を観る時、「人はこうして失敗する」という「失敗の本質」のようなものを見いだそうとしてしまうのです。とにかく連絡ミスが多すぎるし、勝手な思い込みで行動する、身分を偽る、欲ボケ、など、どうやったら人は悲劇を招くことになるかの見本市のようです。まあこういう要素がなければ物語は生まれないのですが。

タグ: 絹芭蕉

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